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ついてきてくれてますね。

もし私が飛ぶのが早ければ教えて下さい。





月の島は大好きな所なので早くたどり着きたくて

ついついスピードが上がってしまうんですよ。






もう少しです。

もっと下に降りて下さい。





















ほら 見えますか?

あれが月の島です。




















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きれいな月の光がさしこむ 癒しの島です。

















この島の住人達は月をとても愛していて

月と仲良く暮らしています。












だから私はきれいな月をみたくなったら

この島にやって来て この島の住人と月光浴を楽しみます。




















月を愛する人が住む島。

あなたに会わせたい人がたくさんいるのです。












さあもう少し先に進んでみましょう。



























ほうらね。

いましたよ。














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こんばんは。ポコさん。

ハーモニカの音楽会ですか?















こんばんは。妖精さん。


あんまり月がきれいだったので

月のステージの下 ひとりで音楽会を開いてましたよ。






















誰も聞いていないのに音楽会ですか?


お客さんがいなくても演奏してるんですね。
























妖精さん。

昔は私も沢山の人の前で ハーモニカをふいていたんですよ。









でも 誰かが途中で帰ったり 拍手がなかったりする事に対して

とても腹を立てていたんですよ。 そんな自分がとても嫌でした。















そしてある時こう思ったんです。

私は何のためにハーモニカをふいてるんだろうって。














自分の心に聞いてみました。














私がハーモニカをふくのは自分が好きだから。

私の心がこう答えました。





















今までは自分の心のために演奏してなかったんですよ。



みんなから上手だねっていってもらいたかったんです。













だから みんなが拍手しないと

もうハーモニカをふく事自体 楽しくなくなってしまいました。










これってとても悲しい事だと思いませんか?








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だから ある晩 私は自分の心のためにハーモニカをふいてみたんです。









みんなからの拍手がなくても 自分が楽しいから

ただそれだけの理由でハーモニカを吹いてみたんです。


















気がついたら私は島中の人達に囲まれていました。













そして大きな大きな拍手にうもれていました。


あまりの美しい音色に、沢山の人が ひきつけられて来たのでした。
















私はそれから人の評価の為に

ハーモニカをふく事をやめてしまったんです。













自分がふきたいから

そしてきれいな月の為にふいてるんですよ。











月は何にもいわないですからね。

ただ その美しさをたたえて 音色を月にプレゼントしてるのです。














だから一人てハーモニカをふいても みんなと一緒に音楽会を開いても

全く変わらず幸せなんですよ。
















だって私はハーモニカを吹きたいから ふいているだけなんですから。
























では 私は一人音楽会にもどります。


また 月のきれいな日に来て下さいね。


きっと私はここでハーモニカをふいています。


















ありがとう。

私はポコさんのハーモニカが大好きですよ。











それじゃ また月の音楽会で。

さようなら。












さようなら。

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もう少し下に下りてみてください。


こんなに月がきれいな夜だからきっと誰かいるはずですよ。




ほうら。いましたよ。






















この2人はいつもこうやって月を眺めているんです。


2人はとても仲良しで幸せなんです。



2人できれいなお月様を見て幸せを分かち合えるなんて

幸せな事だと思いませんか?







お話をしたいけれど デートの邪魔はいけませんね。

もう少し下へ歩いてみてください。





また誰かいます。





















あれはウサさんです。

紹介しますよ。

ちょっとお話しましょう。










ウサさーーん。


こんばんは。

今日も月がきれいですね。





私は今ツアーの途中なんですよ。















こんばんは。

ようこそ月の島へ。








紹介します。

こちらは私の友達です。

ちょっとお話してもいいですか?







もちろん!

さあ ここへ座って下さい。

一緒にお月見をしましょう。



今日の月は格別だから、1人で月光浴を楽しんでいたんですよ。
















ウサさん、さっきとても仲の良いカップルをみかけましたよ。


ウサさんは 一人ぼっちでお月見ですか?
















ふふふっ。そうなんです。

ひとり月見会なんて ロマンチックじゃありませんか!







でも 妖精さん。 実は私も少し前まで、となりに誰かがいたんですよ。


2人で見る月は格別きれいで、私達はいつも一緒に月光浴を楽しみました。













でも ある日突然、隣にあった大切なものをなくして

ひとりぼっちになってしまったんです。













そのとたんに 私の全てが暗闇に包まれてしまい

あれだけきれいだった月の光は

もう届けられなくなっていました。















真っ暗な草原に座って 私はくる日も、くる日も泣き続けました。















お月様のきれいな光が 

どれだけなつかしかった事でしょう。









ある晩 また私が一人ぼっちでさみしくて泣いている時

もう 泣き疲れてしまって ふと 空を見上げた事があるんです。











そこには・・・・
















そこには 神々しく輝く

本当に美しい月があったのです。

















2人で見ていた時と何一つ変わらない美しい月でした。















そして ハッと気づきました。







私が暗闇だと思っていた所は、

悲しくて顔をうなだれたまま見ていた 黒い地面だったって事を。














私は 涙をふいてこう思いました。











誰かがとなりにいないと、こんなにも美しい月さえ

きれいと感じられないのは なんてもったいないんだろうってね。

















だから 今は一人でも

幸せに月光浴が楽しめるようになったんですよ。












月の輝きは 私がとなりにいる人によって 変わったりはしないんですからね。

















例え どんな苦しい状況にいたとしても

月は変わらず 優しい光を私達に届けてくれます。














その光を見過ごしてしまうのも、受け取って幸せだと感じるのも

自分の心で決められるんですよ。







とっても簡単な事だったんです。













だから私はひとりで月をみていても 変わらずとっても幸せなんですよ。











大切な誰かはなくしてしまったけれど こんなに素敵な事に気づけたんです。





もしかして・・・ これは この事を気づかせる為の

お月様の作戦だったのかもしれないって 密かに思ってるんですよ。
















おっと 話しが長くなってしまってすみません。


妖精さんのお友達を退屈させてしまったんじゃないかな。
















いえいえ。とんでもない!


素敵なお話をありがとう。















ところで 私のおばあさんの家へはもう行きましたか?














いえ、まだなんです。

これからお邪魔する予定なんですよ。















きっとあなた達が来た事を もう知っていて

首を長くしてまっているはずですよ。

お客さんが大好きだから。










おばあさんの入れるハーブティーは最高だから

ゆっくりと お茶を飲んでいくといいですよ。



とっても不思議なお茶だからきっと気に入りますよ。
















ありがとう。


また 月のきれいな日に月光浴にやってきます。
















それじゃ また。



さようなら。






さようなら。






















さあ、ウサさんのおばあさんが お待ちかねです。


行きましょう。



















それにしても今日は月がとてもきれいで



なんて幸せな気持ちなんでしょう。
















さあ どんどん下へ降りて行って下さい。























ほら おばあさんの 家が見えましたよ。
















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気軽にノックしてみてください。




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